何屋か?(繰り返し)
2015|コント・パフォーマンス
milkyeastにて開催されたイベント「ミルクイーストパブナイト‐イン・タヴァン・エールハウス」(企画:坂川弘太+外島貴幸)で初演したコント。O,1、2人のコントの中でも、重要な節目となった作品。
過去に発表した自作のテクスト作品、《Inventionのための23のVariations》や《頭山変奏曲》のように、「形式的な反復をしつつ、そこからのズレ、飛躍による展開」を主題としたもののコント(実演?)版と、とりあえず言ってよいだろう。しかしこのコントは最終的に、そうした方法論で作っていったそれまでの作品の集大成感が強いものになり、「これがやれればもうこの方法はいいかな(自画自賛)」と外島は勝手に思ったという。
このコントは、「店主と客」という、いわばベタベタなシチュエーションから始まるが、台詞や行動の反復、ズレとともに違う展開へと開かれていく。ちなみに開催時はお盆の季節だったのだが、期せずして内容も微妙にお盆感の漂うものとなっている。
なお、《何屋か?(繰り返し)》が終わったあと10分ほど、「お題に答える」パフォーマンス(2階に行った外島が1階の吉田にお題を出し、アクションとしてそれに答える吉田の動きを見て、外島がさらにその動きを定義する何かを言う、といったもの)もしている。
*また、この2日間のイベントの1日目に行われた、劇団「Whales」(主宰:高橋永二郎)の公演《名絵画探偵亜目村ケン episode1》においても、二人とも出演している。外島は探偵、吉田は犯人役であった。
そしてこのコントは、のちの2024年のシンポジウム「予兆へ 出来事の明るさ、主体の重さ」(松田正隆、宮崎玲奈、外島貴幸、飛田ニケ)室伏鴻アーカイブカフェShy(東京)でも取り上げられることになる。外島としては、「色々やっていると、良いこともある」とつくづく最近思っている、とのこと。



