おれがこのまま‥
2013|展示
分割され、非連続的に配置されたコマ(フレーム)と、二つに分割されたテクスト、そして名刺サイズの小さな10枚の紙にそれぞれ短い文章をプリントしたもの。
2010年の「ぶろろろろろ」の問題系(漫画におけるコマとコマ、テクストの連続と不連続の時間と空間)の展開と言えばそういうことになるであろう。
「消えること、否定的なもの、いないこと」をテーマに、それぞれのコマとテクストが反響するようになればいい、と当時の外島は思ったという。
ここでは、名刺サイズの紙の色が、完全な黒の状態から、灰色、白へとグラデーションとして連続するように作られている。つまり、真っ黒い地に白字でプリントしているのだが、白字であるがゆえに、紙の色が濃い灰色から、薄い灰色、白へなっていくにつれて文字の可読性が低くなる。
その作品を読む-見る過程において、先述した「消えること、否定的なもの、いないこと」を視覚的に経験させるものになればいい、という目論見である。


