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ケイト・ボーンスタイン著『隠されたジェンダー』読書会

2022|企画

『隠されたジェンダー』書影
『隠されたジェンダー』書影

ケイト・ボーンスタイン(1948−)は、アメリカのトランスジェンダーの演劇作家、俳優、ライターであり、『隠されたジェンダー』は、彼女の著書『Gender Outlaw』(1994)の邦訳として、新水社から2007年に出版された(訳:筒井真樹子)。紆余曲折を経ながらも、「男でも女でもない」というアイデンティティーに至ったケイト・ボーンスタインの自伝的、演劇的エッセイである。

外島にとって極めて重要な本として長年愛読していたのだが、飛田ニケ氏のお声がけにより、読書会としてこのテクストを読んでいくことが実現した。2022年の7月から隔週土曜日に開催(全4回)。

この本は、往々にしてトランスによる自伝、あるいは二元的なジェンダー観に対する異議申し立てとして取り上げられることが多いが、一方で著者は演劇人でもあり、その観点から書かれている部分もかなり多い。実際、この本ではケイトの書いた戯曲「隠されたもの・ひとつのジェンダー」が収録されており、読書会の最終日にはみんなで順番に音読した。

参加者には演劇関係の方が多く、そこからの視点で『隠されたジェンダー』を読んでいく、語っていく作業はあまり無い試みだった、と勝手に自負している。