Other Logic
2006|展示
自作のテクストをOHPフィルムやA4用紙にプリントし、ギャラリーの広い窓の前面にレールをつけ、吊り下げた。またこれらを朗読した音声をサンプリングし、テクストの設置場所の後方にあるスピーカーから流した。
笑いと言葉、論理的なものと非論理的なもの、社会的な価値づけと残酷さやユーモアをめぐる、若かりし頃の所産。このノリと飛躍の仕方はもう書けない気がしている。やはり若いころの勢いというか、脳の神経回路ってあるよね、と、そんなことも思うが、年ごとにできることをすればいいじゃない、とも思う。
作品を制作する際に方法論として書いた文章「アザーロジックのための方法」も展示した。これはお笑いやギャグ、ユーモアの論理を、一応分類して整理した(つもり)のものである。ただ、結局のところ、そういった分類で整理しきれないものが、この作品の(笑い一般、とも言えるが)制作のプロセス、そして結果にも、やはり存在しているのだろう。
ただ、「アザーロジックのための方法」における以下の文中最後のセンテンスは、現在の私にとってもいまだに重要であり、無意識的に-というよりも、作品を作る際の条件のようなものとして-私の中のどこかでいつも起動しているのだろう。
「ロジックにおいては論理形式が重要であり、なにを代入するかはどうでもいい。しかしアザーロジックの場合は論理形式よりも代入されるものの方が重要なのだ。したがってそれは論理形式自体を駆動するものでもあり、還元できない。」
また、この作品や、「アザーロジックのための方法」は、2023年に開催された『外島貴幸作品集刊行記念シンポジウム』で、作家自身が再び取り上げ、語ったり、ほかのゲストの方から語られたりしている。このシンポジウムは、「外島貴幸作品集刊行記念イベントナンセンス=≠ロジックと形式(フォーム)」(石川卓磨、上田剛史、田坂博子、外島貴幸)として、全編読むことができる。













