TARKY TOSHIMA

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bid

2013|テクスト・漫画・出版

『bid』
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撮影:blanClass(2、3)

眞島竜男と外島貴幸によるアーティストブック。小説、4コマ、グラフィックによって構成されているが、基本的にメインは小説である。後述の紹介文にあるように、お互いにお題を与え合い、それに答えるかたちで書かれた。外島から眞島竜男に与えられたお題は「軽犯罪者」であり、眞島から外島に与えられたお題は「会社」である。

眞島竜男の小説は、「アイルランド出身の現代アーティストの自伝」という体をとっており、「軽犯罪者」というお題であるだけに、ギリギリのボーダーにあるアーティストのパフォーマンス、作品、行為を描いている。ついでにいうと、日本における軽犯罪法の条文がひとつの参照項になっているが、それを知らなくても強烈な印象を残すものになっているであろう。

外島の小説は、異様なほど気が弱い会社員の異様な野望と、その達成、そして「会社」という言葉からのイメージだけを膨らませて描いたもの。人間の欲望を象徴するバベルをモチーフにしているというと胡散臭くなるが、その胡散臭さも含めてギャグにしている、というかギャグとはそういうものではないか、そしてどこまでも「会社」を内破し、胡散臭く突破していくというものになっているだろう。

---以下、紹介文より---
眞島竜男と外島貴幸が、互いに「お題」を出し合って制作した、小説+グラフィック+4コマ漫画本。「お題」の内容は、以下のとおりである。
1. お互いに、相手が予備知識を持っていない「お題」を与え合い、
2. 原稿用紙約三十枚分の作品をもって、それに答える。

こうして眞島竜男が「軽犯罪者」、外島が「会社」というお題で小説を書いていった。もともと小説だけ掲載する予定だったが、制作しているうちにそれぞれのお題を交換して4コマ漫画を描いたり、お互いの小説をテーマにしたグラフィック作品を作ったりもしはじめ、最終的には色々な要素があるアーティストブックになった。

外島の小説は横書きで右に読み、眞島の小説は縦書きで左に読んでいくというレイアウトになっている。そのため、冊子の形を正方形にしている。

また、出版記念パーティーとして、blanClassでパフォーマンス+トークを行った。パフォーマンスは、本のデザイン・編集を担当した印牧雅子がお題を出し、二人が即興的に答えていくというもの。互いの小説にちなんで、外島は米軍兵の服装、眞島は会社員っぽい服装をしている。